2006年から書き続けているネガポジ変換型社長コラム(2026年7月28日) 「何かを得るためには、何かを差し出さなければならない」経営や組織の成長において、このトレードオフの原則から逃れることはできない。真の変革には必ず痛みが伴い、時には「良くなる前に、一時的に悪くなる」というプロセスすら発生する。多くの企業が思い切った舵取りを行えない最大の敗因は、痛みを恐れること以上に「周囲が決めた尺度」に固執してしまうことにある。例えば、厳しい規制に守られ(あるいは縛られ)ている国の企業は、次第に成長力を失っていく。価値の尺度を国や業界に委ねてしまうことで、自ら「本当によいもの・サービス」を追求して開発する思考が止まるからだ。その結果、時代に即した変化を起こせず、他国との差は広がる一方となる。目先の「口コミ」や他人の評価ばかりを気にし、「みんながそうしているから」という無批判な群集心理に流される風潮も同様だ。自らの軸を失えば、他人の目や同調圧力に囚われ、時代を切り拓く本質的な決断などできるはずもない。さらに近年では、国による過剰な規制強化と、匿名的な口コミに人々が踊らされる風潮によって、真の変革に挑む事業者ほど身動きがとれなくなるという不条理が起きている。本質的な挑戦が阻まれる構造のなかで、真摯に価値を追求する「善」が淘汰され、うわべだけを繕った「悪」が蔓延っていく。しかし、当社がこれまで下してきた決断は、すべてこうした理不尽な逆風や既成概念に屈しない思想に基づいている。周囲の環境に邪魔されようとも、自らの尺度で正しさを証明し続けるしかないのだ。世間や国が決めた過剰な規制、他人の評価という尺度に自分たちを合わせている限り、蔓延する不条理に飲み込まれ、本質的な変化など起こせない。何かを得るために、古い習慣や居心地の良さを差し出すこと。一時的な摩擦や痛みを引き受けてでも、自らの尺度で正義と未来を選び取ること。どんなに環境に阻まれようとも、当社は変化を恐れず、自ら痛みを引き受けながら、時代の先を行く真の価値を提供し続けていく。 バックナンバー 【 2026年記事 】 2026年7月 2026年6月 2026年5月 2026年4月 2026年3月 2026年2月 2026年1月 【 2025年記事 】 2025年12月 2025年11月 2025年10月 2025年9月 2025年8月 2025年7月 2025年6月 2025年5月 2025年4月 2025年3月 2025年2月 2025年1月 【 2024年記事 】 2024年12月 2024年11月 2024年10月 2024年9月 2024年8月 2024年7月 2024年6月 2024年5月28日特別編 2024年5月 2024年4月 2024年3月 2024年2月 2024年1月 【 2023年記事 】 2023年12月 2023年11月 2023年10月 2023年9月 2023年8月 2023年7月 2023年6月 2023年5月 2023年4月 2023年3月 2023年2月 2023年1月 【 2022年記事 】 2022年12月 2022年11月 2022年10月 2022年9月 2022年8月 2022年7月 2022年6月 2022年5月 2022年4月 2022年3月 2022年2月 2022年1月 【 2021年記事 】 2021年12月 2021年11月 2021年10月 2021年9月 2021年8月 2021年7月 2021年6月 2021年5月 2021年4月 2021年3月 2021年2月 2021年1月 【 2020年記事 】 2020年12月 2020年11月 2020年10月 2020年9月 2020年8月 2020年7月 2020年6月 2020年5月 2020年4月 2020年3月 2020年2月 2020年1月 【 2019年記事 】 2019年12月 2019年11月 2019年10月 2019年9月 2019年8月 2019年7月 2019年6月 2019年5月 2019年4月 2019年3月 2019年2月 2019年1月 【 2018年記事 】 2018年12月 2018年11月 2018年10月 2018年9月 2018年8月 2018年7月 2018年6月 2018年5月 2018年4月 2018年3月 2006年7月~2018年2月(ほけん工房ページへ移動します)